最近よく聞く「ファクトリーブラント」とは?

最近よく聞く「ファクトリーブラント」とは?

 

「ファクトリーブランド」といわゆる「ブランド」の違いは?

糸季で扱っている「オーガニックガーデン(Organic Garden)」や「ホフマン(Hoffmann)」はファクトリーブランドです。

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「ファクトリーブランド」って?

まずは通常の「ブランド」の説明から。

通常、ブランドとはデザイナー(例えばディオールのクリスチャン・ディオールとか、コムデギャルソンの川久保玲さんとかです)が主導で作る商品のコレクションが示す一定の方向性を指します。

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あるいは、ライセンスブランドというものもあります。海外の著名デザイナーの活動を聞きつけた日本の商社や小売店などが、マージンを支払って日本国内でのブランド使用許可を得て行うビジネスモデルです。何れにせよ案外ものづくりからは遠く、工場は「職先」「下請け」といった印象が強いでしょうか。

 

ファクトリーブランドは何が違うの?

ファクトリーブランドとは、 端的に言うと工場発のブランドです。ものづくりの現場から生まれたブランドとも言い換えられるでしょう。

実際に作る人がデザインして販売する、ある意味素直な流れのように感じますが、日本には商流という言葉があり、「メーカー」「卸」「商社」「小売店」など、たくさんの中間媒体が存在します。長い歴史の中で、それぞれの仕事が細分化され、工場の仕事は”言われたものを作ること”と定義されるようになってきました。

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しかし、実際にものを作るだけでは面白くない。やはり直接お客様に届けたいし、作り手にもフォーカスが当たるような形で販売したい。そういった考えで生まれたのがファクトリーブランドです。工場で働く職人さんも直接デザインにも関わるので、「取引先さんはあんまりしないけど、こんな糸使いはどう?」「ここはこうした方が機能的だよ」などの意見が直接得られます。そうして出来た靴下は、ものづくりの現場に近いプロダクトです。一流ブランドのロゴは付いていないですが、詰められた現場の思いはひとしおです。

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実は、海外の一流ブランドはファクトリーブランドばかりです。ルイヴィトンやグッチもそうですね。もともと創業者はクラフトマンです。日本ではあまり多くなく、ぱっと思い浮かぶ「ビームス」や「ユナイテッドアローズ」などは小売店スタートです。理由としては、元来作り手=職人さんの地位が日本は海外に比べると低かったことにも起因してそうです。

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話がそれてしまいましたが、お客様から見たファクトリーブランドの良い特徴は、価格が適正であることも大事なポイントですね。素材・デザイン・価格、選ぶ要素は多いですが、ぜひ一度弊社のファクトリーブランドの商品も手にとって見て下さい。

 

ありがとうございました。

 

野村ヤスタカ

 

 

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