おうちで過ごす夜の時間が増えた方も多いと思いますが、いかがお過ごしでしょうか。
入浴剤にこだわって、バスタイムをより豊かにするのも良い時間の過ごし方かな、と感じます。
生薬100%の入浴剤「山の辺の薬湯」で、寒くてこわばりがちな冬の体をほぐしてあげるのもおすすめです。
そんな「山の辺の薬湯」にちなみ、スタッフおすすめ山の辺の道スポットを散策してきました。
山の辺の道は道沿いに住宅や農地もあり、人々の暮らしと作られていないそのままの自然とが混在していて、誰もが懐かしさを感じるような景色が広がっていました。
奈良好きな方、もしまたこちらに来られるようになれば、ぜひ行ってみて欲しい場所です。
山の辺の道とは?
奈良県民にはおなじみの道、他府県の方も歴史にお詳しい方ならご存知かもしれません。
「やまのべの道」と読み、三輪山の麓(奈良県桜井市)から春日山の麓(奈良市)へと通じる道です。
「古事記」に、崇神天皇陵の所在を示す文章として、
「御陵は山辺の道の上にあり」
と記されており、このことから史実に残る日本最古の道とも言われている道です。
(←身近すぎて調べたこともなかった為、日本最古の道とは知りませんでした。やはり奈良は貴重な歴史遺産が多いですね。)
中でも桜井駅周辺から天理市(奈良市の隣の市)までの道が古代の趣が残っており、その大部分が東海自然歩道歩道に指定されています。
奈良県民が通常「山の辺の道」と聞いてイメージするのもこの部分です。
古い社寺や古墳に歌碑があり、古代へと思いを馳せることができます。
また、田舎育ちではなくとも思わず郷愁を感じられるような景色が広がり、多くの方が魅了され、人気ハイキングコースになっています。
内山永久寺跡までを歩く
この辺りに詳しい糸季スタッフKお気に入りの場所は、
ハイキングコースのゴール間近、天理観光農園〜内山永久寺跡までの道です。
天理観光農園を過ぎると現れるでこぼこの石畳の坂道。
ひらけた生活道路からこの雑木林へ続く坂道で、一気に空気感が変わります。
とても静かで木のザワザワ揺れる音、竹がギイギイ軋む音、カーンとぶつかる音が響きます。
雑木林の中で舗装されていない道を進んでいくと、必要以上に手をかけていない自然の姿を楽しめます。
この音は昔からずっと変わらないんだろうな、と感じるとともに、神社の参道を歩くときのような神聖な気持ちになっていきます。
しばらくすると「月待て 嶺こへけりと聞くままに あはれよふかき はつかりの声」の歌碑が建っています。
そこから柿の木の農地が広がります。(奈良は柿の産地です!柿の葉ずしや干し柿、柿を使ったスイーツも美味しいです!)
苔むした柿の木(農地には足を踏み入れないように気をつけてください)
苔好きなスタッフが「良い苔だな・・・」とうっとりしています。
そして可愛い蝋梅に出会いました!
まだまだ暗い色調の冬の山に、上品な彩りを与えてくれています。
(写真ではうまく伝えられず残念ですが、本当にろうで作られたような透明感の美しいこと!)
お花に詳しいスタッフ曰く「春は黄色から始まる、黄色の花から咲き始める」とのこと。
明るい黄色は、本当に春の始まりを感じさせてくれました。
そして内山永久寺跡。
明治時代の廃仏毀釈の動きにより廃寺となってしまいました。
今は池が残るのみですが、桜がとても美しい名所です。
松尾芭蕉も
「うち山や とざましらずの 花ざかり」
という歌を残しています。
今歩いたあたりは、生活道路や農地以外は必要以上に手を加えられていないとのこと。
その為、木々がしっかりと根を張っており、土砂崩れなどが起こりにくく人々や動物が安心して暮らしていられるそうです。
写真映えする「素晴らしく美しい景色」が見られるわけではありません。
しかし、この手が加えられていない自然を感じながら歩く、ということが自然の中の一部になったような気持ちでとても心が澄み渡る心地でした。
また、子供の頃に田舎の畦道を走り回った記憶や、柿の木に登った記憶がよみがえ利、懐かしい気持ちになりました。
癒しの時間
距離にしてわずか1kmほどのお散歩でしたが、自然に囲まれて舗装されてない山道を歩くだけで、とても気持ちの良い時間を過ごすことができました。
そして天理観光農園まで戻り、併設のカフェわわさんにて休憩させていただきました。
暖炉が暖かくて落ち着きます。店内も光が差し込みとても明るく和やかなスペースです。
名物のあわもち。雑穀の粟がプチプチとしててとっても食感が楽しいお餅でした!
香ばしい醤油、お散歩終わりの体にしみる美味しさです。
きなこも最高でした!
山道のおともは、ヒーリンサポートソックス 。
オーガニックコットンのレギンスにヤクリブウォーマー もプラスして、寒さ対策も万全!おかげで急な坂道もでこぼこ道も足取り軽やかでした。
こちらはヒーリンソックスと、寒さ対策に、スラブレッグウォーマー。
土踏まずのサポートがしっかり効いていて、パイルもふかふか。本当にどこまでも歩けるような気がします。
手元はヤクのハンドウォーマー 。山道は寒さ対策も重要です。
農園ならではの美味しそうなみかんや、
農園でとれたオリジナルのみかんジャムも販売されていました。
カフェわわさんでもお配りしている山の辺の道ロードマップ。
今回山の辺の薬湯と薬湯セットを購入いただいた方にも同封させていただきます。
今はまだ、遠方の方は奈良に来る事が難しいと思いますが、
山の辺の薬湯につかりこのマップを見て、
歴史に想いを馳せたり、奈良に行ってみたいなと思っていただければ幸いです。
また、ご自身の身近にもきっと素敵な自然に出会える場所があると思います。