糸季の靴下を編む町、奈良県・広陵町が選ばれたSDGs未来都市とは?
朗報です!
広陵町が、 「SDGs未来都市」に選ばれました。
SDGs未来都市とは、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた優れた取組を行う町を「SDGs未来都市」として定めたものです。今の所31都市が選ばれています。令和元年7月1日(月)に総理大臣官邸で行われた選定証授与式にて、安倍内閣総理大臣から山村町長に選定証が授与されて晴れて認定都市となりました。
今回の受賞は、「広陵町産業総合振興機構(仮称)の産官学・連携による安全・安心で住み続けたくなるまちづくり」の取り組みが、全国的に注目されているところだと思います。
ガラボウ靴下とSDGs
我々の靴下業界としてできることを考えてみましょう。
まずは素材。
オーガニックコットンの使用や天然染めはもちろん、ロスを減らすことも重要ですね。
ガラボウの靴下は、まさにSDGsのど真ん中。
西洋の紡績機が入る前の発明で、綿長の短い製品化されにくい綿花や綿くずをかき集め、糸にしました。当時は画期的発明でしたが、細くて均一な糸が作れる西洋機が入ると次第に姿を消しました。
今でこそその独特な素材感から注目されている「ガラ紡」ですが、エコであるという特徴も見逃せません。
ガラ紡靴下はこちらからどうぞ。
今、糸季・ヤマヤが考えていることは、流通中のビニール袋の削減。
お店での簡易包装はもちろんですが、靴下を製造するにあたって、「紡績工場」⇔「仕上げ工場」⇔「染色工場」⇔「内職さん」など、様々な場所を行き来します。
この際に、基本的にはポリ袋を使っているのですが、これをどうにか出来たらなぁと考え中です。広陵町は、実はプラスチック産業の盛んな町。協業して、なにか出来たらなぁと考え中です。
アパレルの流通に関わる梱包資材は、ユニクロも紙袋化をこの9月より行うことが決定しましたね。
SDGs未来都市の広陵町民として、早急に動かなくては、と思います。
本日はありがとうございました。
野村ヤスタカ