五倍子染め
五倍子染め(ごばいしぞめ)
五倍子染めは、落葉小高木「ヌルデ」の葉にヌルデフシムシが寄生してできる虫こぶ「五倍子(ごばいし)」に豊富に含まれるタンニンを染料として用いる、日本で古くから親しまれてきた天然染めです。
草木染めの一種でありながら、自然の力が生み出す深みのある黒色が特徴。化学染料にはない、やさしく落ち着いたナチュラルブラックをお楽しみいただけます。
また、五倍子に含まれるタンニンには抗菌性があり、靴下の気になるニオイの原因となる雑菌の繁殖を抑える働きがあります。五倍子染めはJISの抗菌基準をクリアしており、天然染料ならではの風合いだけでなく、日常使いにも嬉しい機能性を備えています。
※変色や染色ムラを抑えるために、助剤として、本来の五倍子染めに影響を及ぼさない程度の化学染料を使用しています。
かつて日本には、歯を黒く染める「お歯黒」の風習がありました。五倍子に含まれるタンニンの抗菌性や消臭性を活かし、虫歯や歯ぐきの健康、口臭予防を目的として用いられていたと考えられています。
自然由来の染料だからこそ生まれる、深みのある色合いとやさしい風合い。毎日の装いに、そっと寄り添う染めです。

