糸季の足元

アパレル業界的視点のオーガニックコットンの裏話
オーガニックコットンの正しい使い方 早速ですが、オーガニックコットンの話を。 最近、SDGs(持続可能な社会を生む)の考え方が注目されています。ニュースやメディアで、聞かない日は無いですよね。 . その流れで、最近「オーガニックコットン使用」「有機栽培」「産地応援」「エコ素材」など、様々なキーワードがアパレル業界でも良く見られます。 大手アパレルや商社もこぞって関連事業・商品を手がけていますね。 . . . でも、これって持続するのでしょうか。 いくつかのブランドでは、SDGsの流行りに乗って、PR戦略として活用しているのでは?と疑問を抱くケースも多いです。 理由は単純です。オーガニックコットンを使うことで、単価は上がります。 ZOZOのありがとうセールの事例などからも分かるように、アパレルで値引き販売は常態化しています。 キャッシュフロー経営が目下の課題のアパレルは多く、単価を上げられる「オーガニックコットン」という単語は、非常に有効なキーワードです。 しかも、最近のCSR(企業の社会的責任)重視の流れを考えると、多くの参入が発生するのは当然のように感じます。 . ところで、例えば5年後はどうなっているでしょうか。 いずれSDGsの考え方が古くなったり、あるいは当然の概念になったりすると、それらのブランドや商社はオーガニックコットンを使い続けるでしょうか。 私は目下の利益に目を奪われ、もともとの低価格の一般綿に逆戻りするとしか思えません。 . . ヤマヤでは、「オーガニックコットン」を25年前から使っています。 当時は、エコなんて言葉はなく、変わった思想家のように思われた時期も長く続いたと父から聞いています。 私は、「オーガニックコットン」の本来の意義を理解し、どのような状況であっても正しい選択をしたいです。 最終的には、オーガニックコットンを使用しているという説明文もなくしたいと思っています。 「ヤマヤさんの靴下なら、当然そうよね。」、ここを目指します。 . 100年先の子供たちにも、良い環境の地球を引き継ぎたいから。 「オーガニックコットン」普及のための取り組みに引き続きチャレンジしたいと思っております。...
アパレル業界的視点のオーガニックコットンの裏話
オーガニックコットンの正しい使い方 早速ですが、オーガニックコットンの話を。 最近、SDGs(持続可能な社会を生む)の考え方が注目されています。ニュースやメディアで、聞かない日は無いですよね。 . その流れで、最近「オーガニックコットン使用」「有機栽培」「産地応援」「エコ素材」など、様々なキーワードがアパレル業界でも良く見られます。 大手アパレルや商社もこぞって関連事業・商品を手がけていますね。 . . . でも、これって持続するのでしょうか。 いくつかのブランドでは、SDGsの流行りに乗って、PR戦略として活用しているのでは?と疑問を抱くケースも多いです。 理由は単純です。オーガニックコットンを使うことで、単価は上がります。 ZOZOのありがとうセールの事例などからも分かるように、アパレルで値引き販売は常態化しています。 キャッシュフロー経営が目下の課題のアパレルは多く、単価を上げられる「オーガニックコットン」という単語は、非常に有効なキーワードです。 しかも、最近のCSR(企業の社会的責任)重視の流れを考えると、多くの参入が発生するのは当然のように感じます。 . ところで、例えば5年後はどうなっているでしょうか。 いずれSDGsの考え方が古くなったり、あるいは当然の概念になったりすると、それらのブランドや商社はオーガニックコットンを使い続けるでしょうか。 私は目下の利益に目を奪われ、もともとの低価格の一般綿に逆戻りするとしか思えません。 . . ヤマヤでは、「オーガニックコットン」を25年前から使っています。 当時は、エコなんて言葉はなく、変わった思想家のように思われた時期も長く続いたと父から聞いています。 私は、「オーガニックコットン」の本来の意義を理解し、どのような状況であっても正しい選択をしたいです。 最終的には、オーガニックコットンを使用しているという説明文もなくしたいと思っています。 「ヤマヤさんの靴下なら、当然そうよね。」、ここを目指します。 . 100年先の子供たちにも、良い環境の地球を引き継ぎたいから。 「オーガニックコットン」普及のための取り組みに引き続きチャレンジしたいと思っております。...

ブログ「糸記」を始めます。
【店舗と工場とその間の話】 はじめまして。 奈良県広陵町の靴下工場「ヤマヤ株式会社」の野村ヤスタカと申します。 「糸季」の店舗の運営元に当たります。 . 私のことを少し。 高校まではずっと奈良で、その後は京都の大学に通っておりました。 京都時代は呉服やデニムに関わる仕事を幅広く行っていました。 大学卒業後はずっと東京の鞄のアパレルブランドで仕事を行っておりましたが、諸々の事情で家業の靴下工場に戻って参りました。 「着物」「デニム」「鞄」、それらと「靴下」。アパレルという点では共通なのですが、全く商品的性質が異なり、四苦八苦の日々です。 . アパレルのこと、産地のこと、お店のこと、場合によっては趣味のこと… 靴下を取り巻く幅広い周辺情報を発信させて頂きたいと思っております。 いずれも思ったことなどのラフなアウトプットです。 重要な報告も、お得な情報も特に無いと思います(笑) . 「良い靴下を考察する」 「ファッションと靴下の関係」 「工場とアパレルメーカーの関係」 「ブランドと工場の関係」 はたまた 「ならまちのグルメ情報(特にお酒)」 などのタイトルで、気になることを連々と記します。 . たまに時間のあるときにでも覗いて下さい。 今後共、宜しくお願い致します。 ありがとうございました! 野村ヤスタカ
ブログ「糸記」を始めます。
【店舗と工場とその間の話】 はじめまして。 奈良県広陵町の靴下工場「ヤマヤ株式会社」の野村ヤスタカと申します。 「糸季」の店舗の運営元に当たります。 . 私のことを少し。 高校まではずっと奈良で、その後は京都の大学に通っておりました。 京都時代は呉服やデニムに関わる仕事を幅広く行っていました。 大学卒業後はずっと東京の鞄のアパレルブランドで仕事を行っておりましたが、諸々の事情で家業の靴下工場に戻って参りました。 「着物」「デニム」「鞄」、それらと「靴下」。アパレルという点では共通なのですが、全く商品的性質が異なり、四苦八苦の日々です。 . アパレルのこと、産地のこと、お店のこと、場合によっては趣味のこと… 靴下を取り巻く幅広い周辺情報を発信させて頂きたいと思っております。 いずれも思ったことなどのラフなアウトプットです。 重要な報告も、お得な情報も特に無いと思います(笑) . 「良い靴下を考察する」 「ファッションと靴下の関係」 「工場とアパレルメーカーの関係」 「ブランドと工場の関係」 はたまた 「ならまちのグルメ情報(特にお酒)」 などのタイトルで、気になることを連々と記します。 . たまに時間のあるときにでも覗いて下さい。 今後共、宜しくお願い致します。 ありがとうございました! 野村ヤスタカ